開発にあたっては、これまでのさまざまなエンジン開発の技術が活かされており、
とくにインジェクター(噴射器)や水素エンジンの知見や実績が役立っているという。
また、ポンプ類やその羽根は、航空機やレース車両の技術を活用したとしている。
制御でも、自動車の自動運転の技術が活かされているという。
機体や液体メタンロケットエンジンなど、主要コンポーネントの設計、開発、製造は、ホンダの試作部隊が行い、内製化率は高いとしている。
同社が見据えるのは、将来のデータ技術の大幅な発達である。
新たなデータ種の獲得や宇宙データセンターの実現が期待できる一方で、データ流通量の爆発的な増加によるエネルギー不足も懸念される。
そこで、データとエネルギーを両方を生み出せる人工衛星の活用が拡大すると予測し、
さらにそれを打ち上げる手段であるロケットの需要も拡大するとの考えから、ロケット技術研究に取り組んでいる。
本田技術研究所 宇宙開発戦略室の室長を務める櫻原一雄氏は、かつてF1の開発統括を務めた経験を持つ。
今後のロケット開発や実験の進め方について、櫻原氏は「米国のスペースXは、ロケットにアジャイル開発を取り入れて成果を挙げています。
私たちホンダも、F1参戦を通じてアジャイル開発は身についています」と語る。
https://note.com/celestial_worlds/n/n4369da22e1...
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