トランプ氏「コメ不足なのに我々のコメ受け取らない」 日本を名指し非難

トランプ氏「コメ不足なのに我々のコメ受け取らない」、日本を名指し不満表明…交渉期限前に圧力か
2025/07/01 10:28

　【ワシントン＝田中宏幸】米国のトランプ大統領は６月３０日、日本のコメ輸入を巡り、「日本は深刻なコメ不足に陥っているにもかかわらず、我々のコメを受け取ろうとしない」と不満を表明した。トランプ氏は「相互関税」の上乗せ分の停止期限である７月９日までに関税交渉をまとめることを目指しており、日本側に圧力をかける狙いだとみられる。

　自身のＳＮＳに投稿した。トランプ氏は「各国がいかに米国に甘やかされているか」を示す例として日本を名指しし、米国産のコメを受け入れないとして批判した。「我々はただ書簡を送るだけで済む」とも投稿し、日本に対して書簡で新たな関税率を一方的に伝える可能性を示唆した。

　トランプ氏はこれまでも、コメについて「（日本が）７００％の関税を課している」などと、正確性を欠く数字を挙げて繰り返し批判してきた。

　トランプ氏は２９日放送の米ＦＯＸニュースのインタビューで、日本との自動車貿易が「不公平」だと不満を表明したばかりだ。「日本に書簡を１通送ることもできる。『親愛なる日本様、日本は車に２５％の関税を課されます』というものだ」と容易に関税率を見直さない考えを強調していた。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250701-OYT1T5006...

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