古代エジプト人が頭に載せた謎の物体、ついに発掘! 定説覆る


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001 2019/12/15(日) 13:38:01 ID:QGV0KIHnK.
存在自体が長く議論の的だった、香りをつける「獣脂説」は誤り

 古代エジプト美術には、頭に円すい形の「何か」を載せた人々が登場する。パピルスの巻物やひつぎに
描かれた王族の晩さん会や神聖な儀式には、頭に円すいを載せた男女が集まっている。特定の神々と結び
付くとされた、出産の風景を描いた作品に描かれることもある。
 古代エジプトでは1000年以上にわたり、この円すいが広く描かれ続けたが、実在したかどうかは不明
で、その意味も解明されていなかった。この謎めいた物体が発掘されたことはなく、一部の学者は単なる
象徴にすぎないと考えるようになった。キリスト教美術の聖人や天使の図像に描かれた光背のようなもの
だ。

 12月10日付けで学術誌「Antiquity」で発表された最新の論文によれば、ある国際的な考古学チーム
がついにこの円すいを発見した。

 円すいが発掘されたのは、古代エジプトの都市アマルナの共同墓地。ツタンカーメンの父とされるアク
エンアテンが建てた寺院のある場所だ。

 アマルナは紀元前14世紀に急いで建設され、わずか15年ほどで放棄された。当時の人口は約3万人。
豪華な墓地に埋葬された上流階級層は10%程度で、残りの一般市民は質素な墓地に埋葬された。一般市
民の墓地で価値あるものが見つかることは少ないが、2009年、アマルナ・プロジェクトのメンバーた
ちが謎の円すいの遺物を発見した。アマルナ・プロジェクトは英ケンブリッジ大学が主導するプロジェ
クトで、ナショナル ジオグラフィック協会も資金援助を行っている。

 すでに発掘調査から10年たっているが、オーストラリア、モナシュ大学の考古学者アナ・スティーブ
ンス氏は、円すいを発見した日のことをはっきり覚えている。そのとき、「これはたぶん円すいよ!」と
プロジェクトメンバーのメアリー・シェパーソン氏が叫んだ。スティーブンス氏が駆け寄ると、女性の頭
蓋骨の上にそれがあった。スティーブンス氏はアマルナ・プロジェクトのアシスタントディレクター
で、現在、共同墓地の調査の指揮を執っている。

「私たちがそれまでほかの墓地で見てきたものとは全く違いました」とスティーブンス氏は振り返る。
しかし、それは古代エジプト美術でよく目にする奇妙な円すいにそっくりだった。その後、性別不明の
大人の墓地からも、別の円すいが発見された。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191214-00010000-nk...

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