感染者発生のカンボジア停泊船、乗客はすでに世界に散らばる

2257人を乗せてカンボジアに停泊した大型クルーズ船が新型コロナウィルス感染症（コロナ19）の国際的な拡散ルートになりかねないという憂慮が大きい。「異常はない」というカンボジア政府の判断を信じ、すでに自国行きの飛行機に乗った乗客が新型コロナの伝播者になる可能性があるからだ。専門家らはクルーズ船の搭乗客が新型コロナ拡散の「爆弾」になりかねないと緊張している。

17日、プノンペン・ポストなど現地メディアによると、カンボジアの民間航空事務局は前日まで米国クルーズ船「ウエステルダム」号から降りて自国に向かう搭乗客を1254人と推算した。一部が既に自国行きの飛行機に乗った中、1000人余りは、カンボジアの首都プノンペンで待機中で、米国?オーストラリア?オランダなどに出国する140人余りは、マレーシアに移動した。

下船者のうちの1人が15日にマレーシアで確診判定を受けた後、977人は船内に隔離された。マレーシア政府がクルーズ船搭乗客の入国を拒否し、チャーター機の飛行許可も取り消したため、一部はともすれば国際迷子に転落する危機にまで追い込まれた。

専門家らは、すでにウエステルダム号の搭乗客の中で確診者が出ただけに、新型コロナの国際的な拡散は時間の問題だと見ている。米ワシントン大学世界保健安保センターの共同責任者であるピーター・ラビノウィッツ博士は、「乗客が世界中に散らばっている現在の状況を統制するのは本当に難しい」と憂慮した。米ヴァンダービルト大学大学メディカルセンターのウィリアム・シャフナー博士も、「新型コロナを中国に閉じ込めておくことが、これまで以上に難しくなった」とし、「今回の対応が事態の転換点になる」と見通した。
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/56439521....

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