2020年10月26日 13時51分 CNN.co.jp
(CNN)米フロリダ州パームハーバーでこのほど、飼い猫が頭の2つあるヘビを捕まえてくる出来事があった。
双頭のヘビは非常に珍しい。
同州魚類野生生物研究所の専門家はCNNの取材に、
「双頭のカメなら目にしたことがあるが、頭の2つあるヘビを自分の目で見たのは初めて」
と語った。
双頭のヘビは専門的には1匹のヘビとみなされる。自然界で生き延びることができた可能性は低い。
同研究所はフェイスブックで、生存が難しい理由を「2つの脳がそれぞれ異なる判断を下すことで、
餌を食べたり捕食者から逃げたりする能力が阻害されるため」と説明している。
このヘビはサザンブラックレーサーという種で、フロリダ州の都市部と農村部で見つかることが多いが、
米東部各地にも生息する。毒はないものの、かまれると「針のように鋭い」歯で出血するとされる。
今回のヘビが2つの頭を持つ理由について、同研究所は2つの胚が分離しなかったためと説明。
「珍しい現象であるが、一卵性の双子が分離できず、1つの体に2つの頭がくっついた状態になることで起きる」としている。
双頭の個体はヘビ以外にもブタやヤギ、サメなどの動物で見つかる。
今回のヘビは自然界では生きていけないため、同研究所が保護して健康状態を観察している。
ヘビは生まれてから1カ月ちょっとで、定期的に食事を取ることができている。
体調が改善した段階で博物館に預けるか、見学プログラム用に提供する計画だ。
CNN.co.jp
https://news.livedoor.com/article/detail/19118424...
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