糞サヨクが流布する「まずは停戦論」はなぜ間違っているか 前ウクライナ大使が解説


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001 2022/10/07(金) 15:52:59 ID:k8niWvwbc6
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《ロシアのウクライナ侵攻は10月に入り、プーチン大統領が、東部・南部4州の「併合」を宣言した。しかし、ウクライナ軍が反転攻勢を強めており、南部ヘルソン州や東部ハルキウ州では奪還する集落も相次いだ。

世界史に特筆されるであろう今回の侵攻は、長らく平和を享受してきた日本人の外交・安全保障観にも大きな波紋を広げてきた。前ウクライナ大使の倉井高志氏に現場視点から、日本人の知らないウクライナ問題の実相について解説してもらった。》

◆ロシアを一切信用しないウクライナの「経験」

――ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから半年以上が経ちました。ウクライナ国民の、あれだけの攻撃を受けても折れない抵抗の意志に驚かされるとともに、日本の一部から出てくる「ウクライナは早く降伏せよ」「ロシアは説得できないのだから、ウクライナは何よりもまず停戦すべきだ」という意見には、悪い意味で驚愕しています。こうした意見を、どう考えればいいのでしょうか。

【倉井】戦争はもちろん、絶対にやってはいけないことですし、今起きている殺戮行為が終わるのであれば、それに越したことはありません。しかし問題は、「今日、例えば1日100人の兵士が命を落としているこの戦闘をやめたら、本当に明日は死者が0人になるのか」という点です。仮にいま戦闘をやめて、明日200人殺されるのであれば、抵抗を止める意味がないということです。

ウクライナはこれまでのロシアとの関係で、「今日抵抗を止めれば、明日は死者が出なくて済む」ということは絶対にないということを骨身にしみて分かっているのです。ウクライナはロシアとの間で「今日交わした約束が、明日守られることはない」という経験をこれまで嫌というほど味わってきました。だから徹底的に抗戦するんです。

日本にもかつて、苦い経験があります。満州や樺太で日本軍がソ連軍に攻撃を受けた際に、日本軍が白旗を上げると、「日本に帰してやる」と言って捕虜を列車に連れ込んだのです。しかし実際には、西の方に連れて行った。今回もウクライナで全く同じことが起きていて、マリウポリの人たちを行き先も告げずにロシア本土に連行する。ソ連時代のこうしたやり方は、ロシアになった今も全く変わっていません。

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