中立と聞くと平和主義を連想しがちだが、スイスの中立は全然そうじゃない
スイスのそれは『自国の独立を守るため』なら悪だって許容する(後ろ指差されても構わない)という非情な国家戦略としての中立だから
その悪の許容が自国の独立を脅かすとなれば、何の躊躇もなくその悪を潰しにかかる
ちなみにスイスの男性には今も当たり前に兵役義務がある
そして、兵役で銃の使い方を学んだ後は、その軍用銃を買い取って所有できる
もし敵国の軍隊が領内に侵入しようものなら
町じゅうの全戸が狙撃手付きの銃座に早変わりするという「一家に一丁システム」(最強)
そんなスイス政府が各戸に配布した「民間防衛」なる分厚いハンドブックの一節がこちら
・「スイス政府は、絶対に降伏しない。もし放送局が『スイス政府が降伏した』と放送したら、それは放送局が外国の軍隊に占拠されたということだ」
・「散発的で衝動的な抵抗をしてはならない。時を待て。一斉に蜂起するのだ」
スイスは平和主義で抵抗してこないから攻め込まれないのではなく
国民が一丸となり焦土作戦も辞さずで徹底抗戦してくるから攻め込まれない
スイスは、中立国家というより、徹底した反撃能力に裏打ちされたハリネズミ戦略国家
その独立・存立に干渉した者は必ず痛い目に遭わされる
ロシアはそんなスイスから「スイスの独立・存立に干渉する」敵認識されたということ
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