イギリス在住のある男性が娘のために1200ポンド(約19万9000円)のMacBookをアマゾンで注文したところ、届いた小
包を開けてみると中にはドッグフードが2箱だけ詰まっていた。すぐにアマゾンのカスタマーサービスに連絡して返金を依
頼したが対応してもらえず、激怒した男性はマスコミに訴えた。そしてマスコミがアマゾンに連絡を取ると、態度を一
変して全額返金に応じたという。『Metro』などが伝えている。
英ダービーシャー州在住のアラン・ウッドさん(Alan Wood、61)は先月29日、娘のためにMacBook Proをアマゾンの
翌日配達で注文し、代金1200ポンド(約19万9000円)を支払った。高価な買い物をして商品の到着を待ちわびていたア
ランさんは、小包が自宅に届くとすぐに開けて中身を確認した。しかし緩衝材とともに入っていたのは、2箱のドッグフ
ードだけだった。
アランさんは「1000ポンド以上もしたMacBook Proの代わりにドッグフードが入っていたと分かった時、私がどんな顔
をしたのかは想像がつくと思います」とショックを受けた当時を振り返った。「アマゾンのカスタマーサービスに連絡す
ればすぐに解決するだろう」と思ったアランさんは、電話でカスタマーサービスのスタッフにトラブルを報告した。
ところが対応したスタッフは「商品を返品しなければ返金はできません」と話したそうで、注文したMacBook自体がそも
そも届いていないためアランさんはどうすることもできなかったという。アランさんは届いたドッグフードを送り返した
が、アマゾン側からは何の対応もなかった。
アランさんは「カスタマーサービスに電話した時はマネージャーとも話し、何度も別の部署へ回されて15時間も電話して
いましたよ。どこの部署でも同じ会話をし、誰も私の話に聞く耳を持とうとしませんでした」と明かしており、怒り心頭
だった。
怒りが収まらなかったアランさんは、この話を拡散するべくマスコミに働きかけた。そしてマスコミが事実確認のためア
マゾンに連絡を取ったところ、ようやく返金の対応が取られることになった。
結果として返金してもらえることになったものの、アランさんは「これまで20年間アマゾンを利用してきましたが、一度
もトラブルは起こりませんでした。しかし今回の経験では極度のストレスを感じました。こんな扱いを受けたら、もう二
度と注文する気になりませんよ」とアマゾンへの不信感をあらわにした。
アマゾンは今回の件について「お客様と直接連絡を取り、謝罪して問題を解決しました。全額返金で対応いたしました」
とコメントしている。
ちなみに今年1月にも同様のトラブルが英ロンドンで発生しており、約24万円でiPhone 13 Pro Maxを購入した女性が不
審な配送トラブルの末に150円のハンドソープが届いたという。
https://article.yahoo.co.jp/detail/4260b404bcfa2a1cf787698...
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