タイ国王の長女パチャラキティヤパー王女が昏睡状態にある原因は新型コロナワクチンで、タイはファイザー社との契約を
無効にした、という言説が拡散していますが誤りです。王女が昏睡状態にあるのはマイコプラズマ感染症が原因と発表され
ており、タイはファイザー社との契約を無効にしていません。
検証対象
「タイ、ファイザー社との契約を無効とする世界初の国へ タイ政府の報道官は今週、バグディ博士に対し、同国はまもな
くファイザー社との契約を世界で初めて無効化する可能性があると述べた コロナワクチンにより、国王の娘が被害を受け
たと伝えられている」とするツイートが拡散している。共有されているサイトにも、同様の内容が書かれている。
3.1万超のフォロワーがいる「タマホイ」というアカウントは「主に海外記事を翻訳して勝手に一人で呟く垢」としてい
る。別のツイートでは、バグディ博士が「タイ当局はファイザーとの契約を破棄する最初の国となれるよう努力すると言っ
た」とする動画も投稿している。
これらに対し、「タイ王室も政府もワクチン被害を認めたということですね」「日本も決断しろ」といったコメントが見ら
れた。
検証対象のツイートが紹介しているニュースを配信しているサイト「DC Clothesline」には真偽不明な情報が多く掲載
されており、サイトの信頼性を評価するツールNewsGuardはこのサイトに100点中0点をつけている。
AP通信や米ファクトチェック機関LeadStoriesは、「タイ政府がファイザーとの契約を破棄する」などの言説について検
証し、「誤り」「根拠不明」と判定している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9adcf39f7039c769d627a...
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