米ペンシルベニア州フィラデルフィアのピザ屋で、白人の女が店のオーナーに人種差別的な暴言を吐く様子が撮影され、動画
がTikTokなどのSNSで拡散されている。検察当局は、この女が人種・民族を動機に相手を脅迫したとして、ヘイトクライム
(憎悪犯罪)を禁じる同州刑法2710条違反の罪で起訴した。
事件は2月23日、ピザ屋「エイミーズ・ファミリー・ピッツェリア」で起きた。当局によると、騒ぎを聞きつけた警官が午後
6時ごろ現場に到着し、事態を収めたという。店のスタッフが撮影したと見られる動画では、女がオーナーに対し、店でスペ
イン語のテレビが流れていることに文句を言っている。
自分の店でスペイン語のテレビを流して何か悪いことがあるか、とオーナーが女に尋ねると、女は繰り返し「お前はアメリカ
人じゃない」と言い、根拠もなく「不法滞在をしている」と主張した。オーナーに中指を立てる様子も映っている。
「お前のことを調べ上げて、この町から追い出してやる。不法滞在者に金は出さない」
その後も「アメリカにいるなら、英語を学べ」「私の父は第二次世界大戦の退役軍人だ。彼の友達も家族も、お前が今ここに
いて金を稼ぐために死んだ」などと言い、返金を求めた。
「お前のことを調べるからな。私は公認会計士だから。その意味も知らないでしょう?」
録画されていることに気づいた女は、自身も携帯電話で撮影を始めた。そして、録画している人物を「白人をいじめる人種差
別主義者」だと糾弾した。
「私が白人だから、この人たちは私を撮っている。私が白人だから、レイシストだと言われている。私は人種差別なんてして
いない」
元の動画は投稿者により削除されたが、その後SNSで転載・拡散されている。事件後、女は地元紙の取材に答えた。「深く反
省」しており、容疑を認めるつもりだという。「言い訳はしたくない」と話したが、乳がんの治療中で、父親も入退院を繰り
返している状態のため、辛い時期を過ごしていたとも述べた。
続く→
https://news.yahoo.co.jp/articles/94073930f6deb9e9bf2b5...
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