メキシコ国境都市の移民庁(INM)で火災が発生し、少なくとも40人の移民者が死亡、約20人が負傷した中、当時、
職員が格子扉を開けずに現場を離れる状況が映像で確認された。
メキシコメディアの28日(現地時間)の報道によると、前日午後9時30分ごろ北部チワワ州シウダフアレス移民収容施
設で火災が発生した当時、職員が格子扉を開けずに施設を立ち去ったという疑惑が提起された。
現地メディアが確保した監視カメラの映像には、移民庁の職員2人がどこかに移動する姿があり、鉄格子の内側では扉を開
こうと足で蹴る移民者もいた。
一部では、扉を開けなかった点など移民庁職員の誤った判断が被害を拡大させたという主張が出てきた。収容施設の中に夫
がいたというベネズエラ国籍のある女性はCNNのインタビューで「午後10時ごろ煙が広がり、みんなが出てくる姿を見
たが、中にいる人たちは放置された」とし「職員は扉を開けなかった」と話した。この女性の夫は自ら全身に水をかけて生
き残ったが、呼吸器に問題が生じて病院に運ばれたという。
死亡者の遺族はこの日、惨事現場の前で真相調査と政府の責任ある姿勢を要求するデモを行った。この施設にはホンジュラ
ス、ベネズエラ、エルサルバドル、コロンビア、エクアドル国籍の成人男性68人がいたと、メキシコ検察は明らかにした。
メキシコのロペスオブラドール大統領は記者会見で火災の原因について「国外退去になった移民者が抗議する過程でマット
レスに火を付けて火災が発生したという報告を受けた」とし「このようなひどい悲劇を引き起こす行為になるとは思ってい
なかったのだろう」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/24100b87ea2dd3a52bb94...
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