「信じられないほど便利」…日本の「軽トラ」が米国でカルト的な人気を 誇る理由


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001 2023/05/25(木) 19:44:19 ID:ePhvBwCf8E
日本の自動車メーカーが世界のEV市場で苦戦を強いられる一方、米国では中古の「軽トラ」ファンが増えているという。
その人気の秘密は、米国車や新車が取りこぼしているニッチなニーズを満たしているところにあると、英経済誌が報じている。
ノースカロライナ州ローリー郊外で農業を営むジェイク・モーガンは、数年前、自分が所有する土地を移動するための車両が
ほしくなった。

当初は、サイド・バイ・サイドと呼ばれるオフロード車両の購入を検討していた。だがある日、米農機具メーカー「ジョンデ
ィア」の車両の製品レビューを見ているときに、次のような気になるコメントを見つけた。

「軽トラを買えばいいのに」

「信じられないほど便利」
「軽トラ」とは、四輪の小さなピックアップ・トラックのことで、主に日本で製造される。日本では、小型車にかかる税金
のほうが大型車よりも安いため、その利点を生かした車両だ。

軽トラについて調べはじめたモーガンはその数ヵ月後、南東部の街ニューポートまで車を走らせ、1997年製造のホンダのア
クティをわずか2000ドルで購入した。検討していたジョンディア社の車両は、約3万ドル(約415万円)もしたのだ。

この選択に、モーガンはおおいに満足した。格安だっただけでなく、アクティは車幅が1.5メートル未満なので、モーガンの
納屋のように普通のピックアップ・トラックでは入れない狭い場所にも入れることができた。

しかも、軽トラはサイド・バイ・サイドとは違い、公道を走ることもできる。「信じられないほど便利です」と言うモーガン
は、最初の1台を購入してからほどなくしてそれを売り、もう1台軽トラを購入した。2台目の車両にはエアコンやダンパー
を操作するスイッチもついていて、さらに使い勝手がよいという。

日本で米国向けに軽トラが製造されたことはない。多くが新車に求められるエアバックなどの安全装置を備えていないし、米
国で輸入が禁止されている右ハンドルだ。しかしながら、製造から25年以上が経った車両はクラッシックカーと見なされ、輸
入可能になる。

なかには軽トラを新車で輸入し、オフロード車として販売する専門業者もある。軽トラは、米国の自動車メーカーがカバーし
ていないニッチなニーズを満たす車両なのだ。

主に日本の軽トラを扱うニューヨークの輸入車ディーラー「HVNYインポート」のトッド・ガットーは、ここ数年で、300
台以上の軽トラを地元企業に販売した。「手始めに5台輸入したところ、7日間で完売したんです」と彼は言う。

販売先は農家だけでなく、建設業者や総菜販売店、テーマパークのレゴランドなど多様だ。「F-250(フォード社が販売する
巨大なピックアップ・トラック)に8万5000ドル払うより、軽トラのほうがよいという人が大勢います」とガットは話す。
続く→https://news.yahoo.co.jp/articles/5ae11864b62743f3d69be...

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