アメリカでリステリア菌による食中毒が発生した。ワシントン州タコマにある家族経営のハンバーガーレストランFrugals
(フルーガルズ)のアイスクリーム製造機が適切に洗浄されていなかったことが原因で、同店のミルクシェイクを飲んだ3
名が死亡、6名が入院している。
この食中毒事件は、8月18日にワシントン州保健局から発表された。調べによると、同店のすべてのフレーバーのミルクシ
ェイクからリステリア菌が発見されたという。
「調査官はアイスクリーム製造機からリステリア菌を発見した。原因は、適切に洗浄されていなかったこと。Frugalsの
他の店舗への影響はなく、同店は8月8日付でアイスクリーム製造機の使用を停止した。リステリア菌による食中毒症状
は最長70日後に出る可能性がある」と報告した。
保健局は、妊婦や65歳以上の高齢者、免疫系が弱くなっている人で、2023年5月29日~8月7日の間にFrugalsのミルク
シェイクを飲み、体調不良の症状がある人は、病院で診察を受けるよう呼びかけている。リステリア菌による最も一般的な
症状には、熱、筋肉痛、疲労感、頭痛、首の凝り、精神の混乱、バランスの欠如、てんかんなどがある。
Frugalsはインスタグラムで遺憾の意を表明するとともに、調査に協力していると述べた。
「本日、ワシントン州保健局からリステリア菌による食中毒で6名の方が入院し、3名の方が亡くなったことが報告され、
深い悲しみを感じております。胸が張り裂ける思いで、当店の行為が被害の原因となったことを深く後悔しています」
ピアース郡保健局は、食中毒が発生したのはタコマ店だけだと知らせたが、Frugalsは他店舗でもミルクシェイク製造機
の使用を止めたとのことだ。
アメリカのグルメ専門誌『Delish』は今年、適切に洗浄されていないソフトクリーム製造機がいかに危険かという記事を
掲載した。
2005年に、オハイオ州でブドウ球菌に汚染されたソフトクリーム製造機が原因で120人が食中毒を発症。2016年にはシ
アトルで2人の入院患者がリステリア菌に汚染されたミルクシェイクを飲んで食中毒を起こしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f67885d391c1f67341f0...
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