ベルリンの少女像が撤去の危機 管轄区役所「許可の延長はできない」

18日（現地時間）、ベルリンのミッテ区役所は現地の少女像について、「特別許可が一度延長され、その後は碑文の文言を修正する条件で容認していた状態」とし、「修正の協議が失敗したため、これ以上許可を延長することはできない」と述べた。

少女像の碑文には、「第2次世界大戦当時に日本軍が性ドレイとしてアジア・太平洋全域の女性を否応なく連れて行ったが、このような事案の再発を防ぐためにキャンペーンを繰り広げる生存者の勇気に敬意を表する」いう字句が含まれる。正義記憶連帯（＝韓国の市民団体）が寄贈したとも書かれている。

今回のベルリン少女像の存置問題は、先月東京を訪問したベルリンのカイ・ヴェグナー市長が「これ以上一方的な表現があってはならない」と、撤去を示唆したことで浮き彫りになった。市民団体は管轄区庁の行政に対し、「市は干渉するな」と反発してきた。

ミッテ区役所は「9月に容認期間が満了すれば、コリア協議会（＝ドイツの韓国系の市民団体）が区庁の撤去要請を受けることになる」と述べた。
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