独大統領「ドイツは移民受け入れの限界に達した」と発言

ドイツの大統領は、同国が受け入れることのできる移民の数が「限界に達している」と警告した。

　フランク＝ヴァルター・シュタインマイヤー氏は、EUに流入する移民の3分の1がドイツにやってくるという事実は、ドイツが「イタリア同様、耐えうる限界に達している」ことを意味すると述べた。

　水曜日のイタリア紙『コリエレ・デラ・セラ』のインタビューに応じたシュタインマイヤー氏は、「地方政府からの助けを求める声を真摯に受け止める」と述べ、「ヨーロッパの対外国境における管理と監視の強化」が必要だと付け加えた。

　ドイツは既に今年だけで20万人以上の難民を受け入れている。2016年以降で最大の移民流入を記録する勢いだ。

　難民を収容して学校に通わせる費用を負担する地方自治体は、数カ月前から、国に到着した難民の管理を怠ったツケを、国が自分たちに押し付けていると主張している。

　今週報道されたケースでは、運転免許を持たない15歳のシリア人が、チェコ共和国から国境を越えて27人の移民をバスで運んでいるところを捕まった。
　さらに移民による暴力犯罪は増え、外国の政治的対立がドイツに輸入されるとの懸念も再び高まっている。
　週末にはシュトゥットガルトで、エリトリア難民の派閥争いで数十人の警察官が負傷した。
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