サンパウロ州沿岸部グアルジャ市で、女性が15階(日本では16階)に位置する自宅マンションの窓を掃除中に滑って
バランスを崩し、窓枠にしがみついたまま地上から約45メートルの高さで5分近く宙吊りになった。悲鳴を聞いた近隣住
民が駆けつけ、女性は間一髪のところで救い出された。その一部始終が向かいのマンションの住民によって撮影され、動画
がSNSで急速に拡散され、大きな反響を集めている。18日付オエステ誌などが報じた。
この事故は15日午後、同市中心部のピタンゲイラス地区で発生。女性が自宅の窓ガラスの外側を拭こうと、無理して手
を伸ばした結果、バランスを崩したとされる。
女性はなんとか窓枠にしがみつき、助けを求めて5分間叫び続けた。階下の窓の縁が、ちょうど彼女の足を支える位置に
あったことが、不幸中の幸いだった。
悲鳴を聞いた近隣住民3人が女性の自宅のドアを壊して中に入り、彼女は無事に救出された。女性に怪我などはないが、
この事故で受けた過度のストレスにより高血圧を発症し、現在も入院中だという。彼女はこのマンションに引っ越してきた
ばかりだったという。
類似の事故は今月4日にも発生していた。南部サンタカタリーナ州の州都フロリアノ・ポリス市で、女性が仕事中にビル
の8階から転落して死亡するという事故が起きたばかりだった。
2012年から施行されている規制基準35号(NR―35)に
より、ブラジルでは高さ2メートル以上の高所作業には防護措置が必要と規定されている。これはマンションにも適用され、
外側からガラスを清掃するためには、作業者は安全帯などの墜落制止用器具やヘルメットなどの特定の個人防護具を着用が
義務付けられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a09ca37ea6b8fb60a15ec...
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