ウクライナによる大規模な報復攻撃により、重要なエネルギーインフラがロシア全土で停電に見舞われている。
ベルゴロド市では大混乱が蔓延しており、ロシアが過去の冬にウクライナにもたらした影響が今、ロシア自身にも及んでいる。
さらにモスクワは国家非常事態を宣言している。
ウクライナのミサイルとドローンによってベルゴロド市の主要電力システムが壊滅したことを受け、ベルゴロド市のグラドコフ知事は、住民に対し、代替電源の確保と発電機の利用を呼びかけた。
クルスク地方でも同様の事態が発生し、ウクライナのドローンが送電線を攻撃し、広範囲にわたる停電が発生した。
ウクライナ当局者アンドリー・コヴァレンコ氏は、ベルゴロドとクルスク両市が停電したことを確認した。
ブリャンスク州クリンツィでは、複合攻撃により火力発電所が炎上した。
爆発の様子は地元住民によって撮影され、オンラインで広く共有された。
ウラジーミル州では、ロシア中部の電力網の重要な拠点である750キロボルトの変電所が機能停止に陥った。
ウリヤノフスクでは、500キロボルトのヴェシュカマ変電所が複数のドローンの攻撃を受け、地域全体で連鎖的な停電が発生した。
続いてサマラのキネル・チェルカースィ変電所が攻撃を受け、ロシアの相互接続された電力網の主要リンクがさらに一つ遮断された。
数時間後、ボルゴグラードのバラショフカヤ変電所が炎上し、ヴォルシュスカヤ水力発電所からの送電が途絶えた。
空爆はニジニ・ノヴゴロドまで到達し、ウクライナの長距離ドローン6機が主要なエネルギー施設を襲撃したと報じられている。
20万人以上の住民の電力が遮断され、工業地帯は閉鎖され、携帯電話網もダウンした。
ロシア当局がエネルギー非常事態を宣言し、電力供給の復旧に苦慮する中、ウクライナはエネルギーテロの被害者から報復の達人へと変貌を遂げている。(英語)
https://euromaidanpress.com/2025/10/24/frontline-report-20...
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