>>20 こういった体制の変遷で見ると
ウィーン体制(19世紀:君主の均衡)
ベルサイユ体制(20世紀前半:集団安全保障の試行)
ヤルタ・ブレトンウッズ体制(20世紀後半:米ソ冷戦とドル)
多極化・不透明な秩序(21世紀:米中対立とグローバル化の再考)現在は、この「第4の体制」が次のどのような安定(あるいは混乱)に向かうかの過渡期にあります。
1989年の冷戦終結から現在に至るまでの流れは、大きく2つの段階に分けられます。
1. 唯一の超大国アメリカの時代(1990年代)ソ連が崩壊し、アメリカが政治・経済・軍事のすべてで圧倒的な力を持った時代です。
政治(ポスト・ヤルタ): 1989年のマルタ会談で冷戦終結が宣言されました。ジョージ・ブッシュ(父)大統領は「新世界秩序」を掲げ、アメリカ主導の平和を模索しました。
経済(ポスト・ブレトンウッズ): 1970年代のニクソン・ショック以降、固定相場制は崩れていましたが、90年代にはWTO(世界貿易機関)が発足。世界中が「資本主義・自由貿易」という一つのルールに統合されていくグローバル化が加速しました。
多極化と混迷の時代(2000年代後半〜現在)
アメリカ一強の力が衰え、複数の勢力が対立する現代の状況です。
米一極集中の終焉: 2001年の「9.11テロ」以降の対テロ戦争の泥沼化や、2008年のリーマン・ショックにより、アメリカの絶対的な地位が揺らぎました。
中国の台頭: 経済的・軍事的に急成長した中国が、既存のルール(アメリカ主導の秩序)に挑戦する「米中対立」が鮮明になりました。
パワーの分散: ロシアの復権、EUの苦悩、インドなど新興国(BRICS)の台頭により、世界は「誰がルールを決めるか」が決まっていない「Gゼロ」と呼ばれる状態に移行しています。
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