去る3月6日、アメリカ南部発のフライトで突然の進路変更と機内で緊迫した事態が発生し、話題となった。
ナッシュビル発フォートローダーデール行きのサウスウェスト航空2094便が、高度を上げてから約30分後、ジョージ
ア州のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港へ緊急着陸したのである。
機内に乗り込んできた警官
着陸後、銃を携行したアトランタ市警察(ATLPD)の制服を着た警官や法執行官ら数名が機内に入り、乗客に「手を
挙げ、頭を下げろ」と指示した。乗客たちは「なぜ緊急着陸したのか」「何が問題なのか」を何も知らされないまま、
一時的にホールドアップ状態で待機した。
機内には物々しい空気と緊張感が一気に広がった。乗客たちは戸惑いの表情を見せつつも身の安全を考え、素直に指
示に従ったという。
男性乗客1名が機内から降ろされる
警官が機内に入ってほどなく、ある男性乗客が機体から降ろされ、そして拘束された。
様子を見ていた乗客たちは、この人物が原因で緊急着陸が行われたことは分かったものの理由や何の嫌疑であるのか
は知らされなかった。
事件の発端はスマホのアラーム
実はこの事件の原因は「不審な電子音」だった。機内で複数回鳴る電子音に気付き、不審に思っていた乗客がいた。
これにより、乗務員が安全上の懸念を抱き、緊急着陸と男性の降機に至ったのである。
その後警察と乗務員は機内の安全を確認し、飛行機は再び離陸。目的地のフォートローダーデールに向かった。
しかし男性が機体から降ろされた後の調査と取り調べの結果、これが「誤認拘束」だったことが判明したのだ。原因
は何と男性がスマホに設定していたアラームだったというのだから驚きだ。
男性はイスラム教のラマダン中の礼拝時間を知らせため、スマホにアラームを設定していた。しかし設定を解除せず
にフライトに乗ってしまったのだ。
航空会社の対応と謝罪
サウスウェスト航空は今回の対応について声明を発表し、今回の判断が誤解に基づくものであったとして、全乗客に
謝意を示した。声明では、緊急着陸や男性の降機が安全上の慎重な措置であったものの、誤解によって乗客全員に不
安や遅延が生じたことに対して謝罪すると述べた。男性は「脅威なし」と判断された後、起訴されずに釈放された。
フライトに乗る際、何度も「スマホや電子機器の電源を切って下さい」「フライトモードにしてください」と言われ、
辟易している人も多いだろう。今回の一件は、航空機という閉鎖空間での安全確保がいかに厳格かを示す事例といえる。
搭乗の際は、必ずスマホのスイッチの確認を。
https://news.yahoo.co.jp/articles/448c0b23c7fa5f10b1923...
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