「日本の新幹線は最良の手本だ」と称えながら、ベトナムは日本を10兆円の高速鉄道計画から締め出した。日本の支
援で最大都市・ホーチミンに初の地下鉄が開通し祝祭ムードに沸いた、その直前のことだ。20年にわたる日本の協力を
「制約」と切り捨て、習近平に乗り換えた結果、自力調達の資金計画は早くも危機に直面しているという。海外メディア
が報じた、皮肉な大誤算の全貌とは――。
〜略〜
ベトナム史上最大のインフラ事業
問題の南北高速鉄道の計画は、北部の首都・ハノイと南部の都市・ホーチミンを結ぶ。
南北に細長いベトナムの国土を縦貫し、総延長1541キロを予定している。東京から鹿児島中央までを上回る距離だ。
旅客23駅、貨物5駅を設置する構想で、完成すればベトナムの20の省・都市を貫く大動脈となる。最高時速は350キロに
達し、現在約30時間かかっている南北の移動が、わずか5時間ほどに短縮されることになる。
2024年11月末、ベトナム国会はこの高速鉄道の建設を承認した。米CNNによると、総工費は670億ドル(約10兆5000
億円。5月1日現在のレート、1ドル157.16円で換算、以下同)。ベトナム史上最大のインフラ事業だ。
この壮大なプランに、日本は20年前の2006年から協力してきた。東南アジアの交通・都市開発ニュースを報じるフュ
ーチャー・サウスイースト・アジアが伝えるように、同年にベトナム首相が訪日した際、日本政府(当時の安倍政権)は、
南北高速鉄道を最優先支援対象の一つに位置づけている。
以降、JICAは事業化調査や技術協力で長く貢献を重ね、現行計画の事前実現可能性報告書にも資金提供してきた。
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https://president.jp/articles/-/113197?page=...
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