米CB消費者信頼感、4月は5年ぶり低水準 期待指数も大幅低下
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/NREZ42ZOYN... [ワシントン 29日 ロイター]
コンファレンス・ボード(CB)が29日発表した4月の消費者信頼感指数は86.0と、前月から7.9ポイント低下して2020年5月以来の低水準となった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想の87.5も下回った。
関税に対する懸念が経済見通しの重しとなっている。
現在の景況感を示す現況指数は0.9ポイント低下し、133.5となった。
所得や労働環境の短期的な見通しを示す期待指数は12.5ポイント低下の54.4。
これは11年10月以来の最低水準であり、通常は景気後退入りを示唆する80を大きく下回っている。
CBのグローバル指標担当上級エコノミスト、ステファニー・ギシャール氏は
「消費者信頼感は4月に5カ月連続で低下し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以来見られなかった水準に落ち込んだ」
と述べた。
家計の経済観に影響を与える問題に関する記入式回答では、
関税が「消費者にとって最も関心の高い問題となっており、関税に関する言及は過去最高に達している」
ことが示された。
信頼感は、全年齢層、ほとんどの所得層、全ての政党支持者の間で低下した。
消費者は労働市場についても懸念を強めている。
職が「十分」と「就職困難」の回答から算出する労働市場格差に関する指数は15.1となった。前月の17.5から縮小した。
米民間調査機関コンファレンスボード(CB)が発表する経済指標
5000世帯を対象に、景気や雇用情勢などについて消費者に調査した結果であり、消費者の視点から米国経済の状況を確認できる。
同指標は、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標となっている。
測定値が高いほど、経済に対し消費者の楽観的見方が高いことを示す。
予想より高い結果となれば米ドルにとって買い材料とされるが、予想より低い場合は米ドルにとって売り材料と解釈される。
https://jp.investing.com/economic-calendar/cb-consumer-...
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