随意契約で購入した備蓄米の販売が5日から大手コンビニで始まりました。全国に店舗網をもつコンビニで販売が始まることで、より多くの消費者の購入につながるか注目されます。
ローソンは5日から東京と大阪の合わせて10店舗で備蓄米の販売を始めました。
東京・品川区の店舗には午前6時半ごろ20袋の備蓄米が到着し、従業員が店頭に並べていました。
コメは1キロと2キロに小分けにして販売され、価格は1キロ、税込み389円、2キロ、税込み756円となっています。
会社では、小分けにして販売することで、高齢者や1人暮らしの人からのニーズにも応えたいとしていて、6月中旬以降、全国の店舗で取り扱いを始める方針です。
2キロの備蓄米を購入した50代の女性は、「コメをなるべく食べないようにしていて、きょうちょうど備蓄米を買うことができてよかったです。小分けにして売ってくれると手が出しやすいです」と話していました。
一方、ファミリーマートも、5日から東京と大阪の合わせて20店舗で販売を始めました。
このうち、東京・港区にある店舗には午前8時ごろ、小泉農林水産大臣が視察に訪れ、特設のコーナーに備蓄米が並んでいる様子を確認していました。
そして会社側から1キロに小分けし、税込み388円で販売していることや今後、1.5キロ単位で販売している従来の銘柄米の値下げを期間限定で行うことなどについて説明を受けていました。
会社では、今後2週間程度で全国での販売を目指すとしていて、細見研介社長は「小分けにすることで、店から持ち帰る負担も減らせるし、1キロから試せることで不安感の解消にもつながる。全国に1キロの備蓄米が行き渡ることの意義は大きいのではないか」と話していました。
コンビニではこのほかセブン-イレブン・ジャパンが6月17日から東京や大阪などの店舗で備蓄米の販売を始めることをきょう発表しました。
全国であわせて5万店を超える店舗網を持つコンビニ3社で販売が始まることで、より多くの消費者の購入につながるか注目されます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250605/k1001482632...
返信する