神風特攻機と同じ名前 大牟田市に開校の「桜花中」に市民団体が抗議
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福岡県大牟田市で新たに開校する市立中の校名を、教員や住民らでつくる協議会が
「桜花（おうか）中」とするよう市教育委員会に答申したことを巡り、「特攻機を連想させる名前で不適切だ」との異論が出ている。
10を超える市民団体が19日、再考を求める申し入れ書を市教委に提出する予定。
市教委は申し入れの内容を検討した上で、最終的に判断したいとしている。
https://www.nishinippon.co.jp/item/1436102...
「桜花（おうか）中」とするよう市教育委員会に答申したことを巡り、「特攻機を連想させる名前で不適切だ」との異論が出ている。
10を超える市民団体が19日、再考を求める申し入れ書を市教委に提出する予定。
市教委は申し入れの内容を検討した上で、最終的に判断したいとしている。
https://www.nishinippon.co.jp/item/1436102...
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「特攻」は昭和１９年（１９４４年）１０月２５日、フィリピンのレイテ沖海戦での零戦から始まったが、後に「特攻の父」と呼ばれた大西滝治郎（１８９１～１９４５）は、当初は桜花を投入する計画だったという。レイテ沖海戦の約２か月後、出撃準備が整った桜花にレイテ湾の敵艦船攻撃の命令が下される。だが、計８０機の桜花をフィリピンに運んでいた空母２隻が撃沈され、結局、桜花をフィリピンに運ぶことができなかった。フィリピンに先乗りしていた整備員は地上戦に巻き込まれて戦死したという。
桜花が実戦に初めて投入されたのは昭和２０年（１９４５年）３月２１日、沖縄戦の前哨戦となった九州沖航空戦だった。損傷して戦線を離脱した敵艦を沈めるべく、鹿児島県の鹿屋海軍航空基地から、「 神雷 部隊」（第七二一海軍航空隊）が、桜花を装備した一式陸攻１８機、陸攻を護衛する零戦３０機という陣容で出撃した。しかし、総重量２トンを超える桜花を搭載した一式陸攻は本来のスピードが出せず、待ち構えていた米海軍戦闘機に、全機が母機とともに撃墜された。護衛の零戦も１０機が撃墜された。桜花搭乗員１５人、一式陸攻搭乗員１３５人、零戦搭乗員１０人の計１６０人が戦死し、必殺兵器は敵艦の姿を見ることすらできなかった。陸攻隊を指揮してこの時戦死した野中五郎（１９１０～４５）は、一式陸攻が桜花を搭載したまま敵艦の上空にたどり着けるとは思っていなかった。出撃前には「たとえ国賊とののしられても、桜花作戦だけは司令部に断念させたい」と漏らしていたという。
この後、桜花隊は１０回出撃しているが、桜花が撃沈したのは駆逐艦１隻だけだった。海軍は５月になって最終兵器として桜花を公開し、新聞各紙は大々的に報じているが、「一発 轟 沈」の見出しや「敵を 震撼 させた」という勇ましい記述はあるものの、戦果は伏せられたままだった。「必死」のみの兵器を米軍は「Ｂａｋａ Ｂｏｍｂ（ばか爆弾）」と呼んでいる。
https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/2025080...
「特攻」は昭和１９年（１９４４年）１０月２５日、フィリピンのレイテ沖海戦での零戦から始まったが、後に「特攻の父」と呼ばれた大西滝治郎（１８９１～１９４５）は、当初は桜花を投入する計画だったという。レイテ沖海戦の約２か月後、出撃準備が整った桜花にレイテ湾の敵艦船攻撃の命令が下される。だが、計８０機の桜花をフィリピンに運んでいた空母２隻が撃沈され、結局、桜花をフィリピンに運ぶことができなかった。フィリピンに先乗りしていた整備員は地上戦に巻き込まれて戦死したという。 桜花が実戦に初めて投入されたのは昭和２０年（１９４５年）３月２１日、沖縄戦の前哨戦となった九州沖航空戦だった。損傷して戦線を離脱した敵艦を沈めるべく、鹿児島県の鹿屋海軍航空基地から、「 神雷 部隊」（第七二一海軍航空隊）が、桜花を装備した一式陸攻１８機、陸攻を護衛する零戦３０機という陣容で出撃した。しかし、総重量２トンを超える桜花を搭載した一式陸攻は本来のスピードが出せず、待ち構えていた米海軍戦闘機に、全機が母機とともに撃墜された。護衛の零戦も１０機が撃墜された。桜花搭乗員１５人、一式陸攻搭乗員１３５人、零戦搭乗員１０人の計１６０人が戦死し、必殺兵器は敵艦の姿を見ることすらできなかった。陸攻隊を指揮してこの時戦死した野中五郎（１９１０～４５）は、一式陸攻が桜花を搭載したまま敵艦の上空にたどり着けるとは思っていなかった。出撃前には「たとえ国賊とののしられても、桜花作戦だけは司令部に断念させたい」と漏らしていたという。
この後、桜花隊は１０回出撃しているが、桜花が撃沈したのは駆逐艦１隻だけだった。海軍は５月になって最終兵器として桜花を公開し、新聞各紙は大々的に報じているが、「一発 轟 沈」の見出しや「敵を 震撼 させた」という勇ましい記述はあるものの、戦果は伏せられたままだった。「必死」のみの兵器を米軍は「Ｂａｋａ Ｂｏｍｂ（ばか爆弾）」と呼んでいる。
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