ところが最近になり、この妻の症状に明らかにコロナウィルスの特徴があった、と聞かされた。
味覚臭覚がなくなり、高熱と咳が続き、重い肺炎の症状が出ていた、というのだ。
妻が発病したのは昨年11月、旅行直後のことだ。当時はコロナウィルスのことなど誰も知らなかった。
当然妻は普通に医者にかかり、隔離もされずに入院していた。もちろん今となっては本当のところは分からないが、
状況や症状から考えて彼女が新型コロナウィルスに罹患していた可能性は非常に高いと思う。
怖いのは夫の方は全く無症状で、感染していなかったのかあるいは無症状感染者だったのかは不明だが、
普通に友人と会い一緒にスポーツをしたりしていた、ということだ。同様にこのツアーに参加した他の米国人にも感染者がいた、と考えて不思議ではない。
また、昨年12月にエジプトを旅行し、ナイルクルーズに参加した別の夫婦で、
夫が帰国後に非常に重いインフルエンザ状の病気を発症した、というケースもある。
これも12月のことで、米国ではまだ「中国の一部で謎の肺炎が発生しているらしい」程度の認識だった。
その後ナイルクルーズでは日本でも感染者が確認されたが、実際には昨年の段階からすでにウィルスが拡散していた、と考えることも出来る。
もちろん推測でしかないが、彼らが本当にコロナ感染者だったとしたら、米国が2月にいち早く取った中国全土からの入国禁止措置はほとんど意味をなさないものだった、と言える。
公式では米国のコロナ感染者第一号は1月19日にワシントン州の病院を訪れた35歳の男性、ということになっている。
この男性は1月15日に中国武漢から帰国していた。
しかし米国内には同じく昨年11月の段階でコロナ特有の症状があった、と主張する男性もおり、こちらは中国その他への渡航履歴はない。
以下略
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/2038...
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