日本にとって、日米韓の協力関係を問い直さなれればいけない状況が芽生えているのだろうか。
米国は、これまで中国や北朝鮮になびく韓国を幾度も引き留めてきた。日韓関係に問題が生じたときにも日韓の対立を緩和しようと努めてきた。しかし、韓国の米国離れが最近度を過ぎるようになり、ここにきて忍耐も限界に達したようである。
クアッド(日米豪印4か国外相会議)出席のため、訪日したポンぺオ米国国務長官は、韓国訪問を中止して帰国した。米国はクアッドに韓国も参加し、クアッド・プラスとなることを期待しているが、韓国は逃げ腰である。
米韓安保協議会(国防相会談)後の記者会見は米国の事情と要請で急遽中止され、米韓間の意見の対立があったことが露呈した。
これら最近の一連の出来事は、米韓同盟が形骸化に向かっている転機を思わせるものである。
そこへきて、日米豪印の4ヵ国外相による会議が東京で開催された。
中国の覇権主義と軍備増強、東シナ海、南シナ海進出に懸念を強める4か国の連携が深まろうとしている。今後、日米韓の関係に変わって、日米豪印の4か国協力の重要性が東アジアで高まっていくことになるだろう。日本としても東アジアの安保戦略を見直す時期に来ているのかもしれない。
かつてホワイトハウスで補佐官を務めたマイケル・グリーン氏は、「韓国大統領が国連で米国議会や政府の立場とこれほど一致しない演説をするのはほぼ見たことがない」と驚きを隠せないでいる。
北朝鮮の軍事パレードについて、トランプ大統領は軍事パレードを通じて新型兵器を公開したことについて「怒りと失望」を表明したという。
第2回クアッド外相会合が10月6日東京で開かれた。これは昨年のニューヨーク会合に続く2回目である。
クアッドは「自由で開かれたインド太平洋」の推進を目指しており、航行の自由や法の支配を礎にアジア地域の平和と繁栄を目指すものであり、海洋進出を加速化している中国を念頭に置いており、米国は将来的にはクアッドを核にした「インド太平洋版NATO」の形成を狙っている。
しかし、韓国は中国との関係を重視し、クアッド参加には消極的である。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76535?imp=...
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