インド南部タミル・ナードゥ州で先月末、男性がお粥を調理中の大鍋の中に落ちて死亡した。大鍋はその日開催される
祭りのため、ヒンズー教寺院近くの道路上に設置されていた。事故の一部始終は監視カメラが捉えており、『India T
oday』などが伝えて拡散している。
タミル・ナードゥ州マドゥライで先月29日、ムトゥクマールさん(Muthukumar)が煮えたぎった大鍋の中に転落し、
地元の政府ラジャジ病院に搬送された。ムトゥクマールさんは体の65%に火傷を負う重症で、事故から4日後の8月2日
に息を引き取った。
タミル・ナードゥ州ではその日、ヒンドゥー教の女神アンマン(Goddess Amman)を称えるフェスティバル「アディ・
ヴェリー(Aadi Velli)」が開催予定で、ムトゥクマールさんは寺院で配布されるお粥の調理を担当していた。
当時の様子を捉えた動画では、大鍋のそばにいたムトゥクマールさんが突然ふらつき始め、大鍋に掴まってバランスを
取ろうとしているのが見て取れる。
しかしムトゥクマールさんは大鍋のふちに腰掛けるようにしてバランスを失い、そのまま背中から大鍋の中に転落して
しまう。異常に気付いた人たちはすぐに大鍋のそばに駆け寄っているが、お粥は相当の熱さとみえてなかなか救い出す
ことができないでいる。
そうして約15秒後、数十名の男性が引っ張り出そうとする中で大鍋が横倒しになり、ムトゥクマールさんは大鍋から転
げ落ちた。
ムトゥクマールさんの妻はこの事故を受け、「夫はてんかん発作を起こしたのではないか」と推測しており、当局は悲
劇的な事故として調べを進めているという。
ちなみに6月には米イリノイ州の鋳物工場で、39歳の従業員の男性が鉄を溶解するための摂氏1500度近い炉の中に転落し
死亡していた。男性は何かにつまずくなどして転倒したとみられており、検視官は「事件性はない」と結論付けた。
https://article.yahoo.co.jp/detail/0613bbbb09c8a2d3ed24aff...
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