フィリピン北部ルソン島パンガシナン州の移動遊園地で今月1日、回転ブランコ(ウェーブスインガー)に乗っていた
13歳の少年が椅子から投げ出されるという事故が発生した。ブランコはフルスピードで回転しており、少年は鉄のポー
ルに衝突した後、地面に叩きつけられて重傷を負った。当時の衝撃映像とともに『The Mirror』などが伝えている。
ハロウィンの催しが行われていたパンガシナン州ウルダネタ市の移動遊園地で1日夜、同市に住むマーク・ファハルドさ
ん(Mark Fajardo、13)が乗っていた回転ブランコから投げ出されるという事故が発生した。
事故の瞬間を捉えた動画では、回転ブランコの外側の椅子に座っていたマークさんが、まるで古代兵器の投石器で飛ば
されたように宙を舞い、画面左手のテントの鉄の棒に衝突、体を半回転させるのが見て取れる。マークさんはその後、
地面に激しく叩きつけられており、背後では女性の悲鳴が響き渡る。
この事故によりマークさんは意識を失った状態でウルダネタ市内の病院に搬送され、数時間後にダグパン市の病院に転
送された。
事故の衝撃は大きく、医師はマークさんの片肺を摘出せざるを得なかったそうで、母マリヴィックさん(Marivic)は
「医師には肺が一つしかないため、今後は十分な注意が必要だと言われています」と不安を口にする。
さらに遊園地側は「マークさんが自分で椅子のロックを外した」と主張、マリヴィックさんは「ブランコはかなりの
スピードを出していたのに、息子がそんなことをするでしょうか…」と困惑を隠せない様子だ。
同アトラクションは事故の原因が解明されるまで閉鎖することが決まっており、当局は「移動遊園地はきちんと許可を
取り、合法的に運営されていた」と公表してはいるものの、「アトラクションの点検や監視体制は適切であったのか。
また安全管理に問題はなかったのか」などについて現在調べを進めており、結果次第では同園を閉鎖する可能性もある
という。
ちなみに事故の映像を見た人からは、「回転のスピードが速すぎたのでは?」「移動遊園地のアトラクションは信頼で
きない。私は絶対に乗らないね」「椅子から投げ出されるのが数秒遅かったら、この少年は亡くなっていたかもしれな
い。運が良かったと思う」「早い回復を祈っている」といったコメントがあがっている。
なお今年3月にはアメリカで、14歳少年が高さ131メートルのフリーフォールから落下して死亡していた。また今年9月に
はインドで、絶叫系アトラクションが高さ約15メートルから垂直に落下し、子どもを含む16人が負傷していた。
https://article.yahoo.co.jp/detail/fd8c4e23daee2e4810a7dc8...
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