現状の対比
項目 ネタニヤフ首相 ベニー・ガンツ氏
主な支持層 右派・極右・超正統派(一部離反中) 中道・軍関係者・反政府デモ層
米政権との関係 トランプ氏と戦略的ズレが露呈 バイデン/トランプ両陣営から信頼が厚い
政治的武器 司法改革・イランへの強硬姿勢 兵役の公平性・国際協調・軍事的信頼
最大の弱点 汚職裁判と「10月7日」の責任論 メッセージの曖昧さ(優柔不断との批判も)
最新の世論調査(2026年2月〜3月)
「首相にふさわしいのは誰か」という問いに対し、ガンツ氏は50%以上の支持を集めることが多く、30%前後のネタニヤフ氏を大きく引き離しています。
国民の約6割が早期選挙を望む中、軍事経験が豊富で米国とのパイプも太いガンツ氏は、戦争を終結させ経済を立て直せる「現実的な代替案」と見なされています。
ホワイトハウスの意向
トランプ大統領は、自身の支持率低下を受けて中東からの早期撤退を望んでおり、強硬姿勢を崩さないネタニヤフ氏を「扱いにくいパートナー」と感じ始めています。
米政府は、より交渉が可能なガンツ氏を「次期リーダー」として露骨に厚遇する傾向があります。
米国の支援が不可欠なイスラエルにとって、米大統領がガンツ氏を支持する姿勢を見せるだけで、ネタニヤフ氏の国内求心力は致命的に低下します。
ガンツ氏が予算案可決のデッドライン(3月31日)に向けて「不信任案の提出」や「超正統派への切り崩し」を本格化させれば、
ネタニヤフ氏は予算案を通す術を失い、政治生命の終焉に直結する総選挙へ引きずり出されることになります。
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