中国の大手電気自動車(EV)メーカーの吉利汽車が、競合する比亜迪(BYD)(1211.HK), opens new tab(002594.SZ), opens new tabの大幅な値下げを批判したことで、メーカー間の対立が激化している。 メーカー間の争いの発端となったのは長城汽車(601633.SS), opens new tabが2023年、BYDの売れ筋のハイブリッド車(HV)2車種が排ガス基準を満たしていないとして、中国の規制当局に通報したことにさかのぼる。BYDは当時、この主張を否定し、同社の車が中国の排ガス基準を満たしていると強調していた。 さらにBYDが最近、EVの最廉価モデルの最低価格を5万5800元(7771.05米ドル)に引き下げたことでEVの在庫一掃セールを引き起こした。 2人の情報筋によると、これを受けて商務省は自動車業界に対して価格競争をやめるように呼びかけ、先週開催した会議に自動車メーカーを呼び出した。